Morris(モーリス)のアコギについて[記事公開日]2017年3月9日
[最終更新日]2017年08月16日

モデル名は両グレード共通して、ボディ形状を記号化しています。

  • M:ドレッドノートタイプ
  • F:やや小ぶりな00タイプ
  • R:カッタウェイ付き000タイプ
  • J:ジャンボタイプ

HAND MADE PREMIUM

HAND MADE PREMIUMのヘッドロゴ HAND MADE PREMIUMのヘッドロゴ

「ハンドメイド・プレミアム」は、長野県松本市の工場にて職人たちが作り上げるハイエンドモデルです。世界中から集められた選りすぐりの木材が使用され、蓄積されたノウハウと高い技術が傾注されます。

M-101SP/M-101SP2

M-101SP2 M-101SP2

「M-101SP」は、トップにイングルマンスプルース、サイド&バックにハカランダを使用した、最高級のドレッドノートです。グロス(ツヤツヤ)塗装で高級感を演出した「101SP」と、マットなサテン仕上げでウッディーなイメージを演出した「101SP2」の2タイプがリリースされています。

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MG-101III

MG-101III

マーチンを出発点としたと思われるモデルが多いモーリスのラインナップで、「MG」はヘッドやピックガードに鋭利な先端部分を持つデザインを採用した、ギブンソン的なイメージを持ったギターになっています。ブレーシングの削り方によりフラットピックに適した方向付けがなされ、B-BAND社製ピックアップ&プリアンプを装備しており、ライブでガンガン鳴らすことができます。

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Y-90/F-90

Y-90/F-90 上:Y-90、下:F-90

「Y-90」は「ニューヨーカータイプ」と呼ばれる小ぶりなボディ、「F-90」はモーリスの定番スタイル、いずれもマホガニー単板でボディを作ったギターです。ボディカラー「レッドブラウンサンバースト」は、マホガニーボディに特徴的な太く甘い音色を象徴しています。

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FLB-80

FLB-80

「FLB」は、モデル名にもなっている「レーザーバーン(Laser Burn)」を使ってロゼッタ(サウンドホール外周の装飾)に装飾を施した、独特の雰囲気を帯びたモデルです。極薄のシルクフラット塗装とオープンタイプのペグを採用したことで、ギター全体の軽量化も実現しています。

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R-14/R-15/R-18/J-15/J-18

ピックアップ搭載モデル左から:R-14/R-15/R-18/J-15/J-18

「R」と「J」は、ステージでこそ輝く「パフォーマンス用のギター」として開発された、ピックアップ搭載モデルです。R-14には比較的一般的なカラーリングが施されていますが、「18」と「15は」「ミッドナイト」と名付けられたカラーリングになっています。黒に見えますが、ライトが当たると青っぽく光る、ステージ映えするギターです。

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PERFORMERS EDITION

PERFORMERS EDITIONのヘッド部分 PERFORMERS EDITIONのヘッドデザイン(松本工場にて検品時の様子)

パフォーマーズ・エディションは海外工場で生産される、比較的求めやすい価格帯のグレードです。普及価格帯といえど運ばれてくるギターは全て開封され、松本工場の職人による検品を通過しますから、単なる廉価版ではない、安心して演奏できる品質が確保されています。このグレードのみ、モデル名がだいたいの価格を暗示しています。

実践的なエレアコ「R」「G」

パフォーマーズエディションのエレアコは、音響設備を使用せず生ギターとして演奏しても充分な性能を発揮できるように作られています。またステージでの使用を見越して、ステージ映えするカラーリングも用意されています。
採用されているモーリス「MP3」プリアンプは、ボリューム、4バンドイコライザー、フェイズスイッチを備え、さらには大型画面のクロマチックチューナーを装備しています。

R-601、R-401、G-401

R-401 R-401

「601」は上位モデルで、トップのスプルースに単板が採用されています。サイド&バックには杢の浮き出たメイプルを使用しており、高級感があります。R-401とG-401はルックス以外の仕様が共通しており、スタイルで選ぶことができます。

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モーリス定番機「M」と「F」

M-401、M-351、M-280
F-401、F-351、F-280

M-401、F-401左2本:M-401、右2本:F-401

モーリスの「Mシリーズ」と「Sシリーズ」は、歴史と共に長らく愛されてきた定番機です。合板で作られたサイド&バックは頑丈で、あまり神経質にならず気軽に扱うことができます。

シリーズ ボディ形状 弦長 特徴
M ドレッドノート 25.5インチ アコギ全般の定番とも言える、大音量が得られる標準機
F 00 24.75インチ やや小さめで取り回しがよく、繊細な音を持つ

表:MとFの違い

モデル名 ボディトップ ボディバック ネック/指板
M-401/F-401 スプルース単板 ローズウッド ナトー/ローズウッド
M-351/F-351 スプルース単板 サペリ ナトー/ローズウッド
M-280/F-280 スプルース合板 サペリ ナトー/ローズウッド

表:MとF共通のモデルごとの仕様の違い

「ナトー」と「サペリ」はマホガニーに特製の近い木材です。「401」と「351」は価格差こそあれ、サイド&バックの木材に由来する音で選ぶことができます。ナチュラルとタバコサンバーストが基本カラーですが、「351」ではチェリーサンバーストやブラックなど、カラーバリエーションが豊富に取りそろえられています。エントリーモデルの「280」はボディが全て合板でできていますが、そのぶん丈夫にできているので気軽に扱うことができます。

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ミニギター「SA」「LA」「NS」

SA-401

SA-401

標準的なギターと見にギターの中間に位置する「ちょうどいいサイズ」を目指したミニギターで、弦長は24インチのショートスケールになっています。トップ材に単板が採用されているため充分な音量があり、カッタウェイもあるため高度な演奏に挑戦することもできますから、ギター教室に通うお子様だけでなく、趣味で弾きたい大人にも訴求できるポテンシャルがあります。

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LA-231/NS-231

LA-231 LA-231

「実用的なミニギター」をコンセプトに据えた、小型ながら本格的なミニギターです。弦長は22インチとなっており、手軽にどこへでも持ち歩くことができます。「LA」はスプルーストップ、「NS」はサペリがトップ材となっています。

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以上、モーリスのギターについてチェックしていきました。モーリスはモリダイラの市場調査をふまえた製品企画、松本工場のていねいな仕事の両方がうまく関係することで、音楽シーンの動向を見据えた良質なアコースティックギターを世に送り出しています。伝統的な工法を守る老舗ブランドというだけでなく、新しいアイディアを積極的に採用する「攻め」たブランドでもあります。常に挑戦を続けるモーリスの音、ぜひ体感してみてください。