EASTMAN(イーストマン)の削り出しアコギ[記事公開日]2019年4月14日
[最終更新日]2026年10月3日

EASTMAN(イーストマン)のアコースティックギター

EASTMANは長年ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスを作ってきたアメリカのメーカー。
1992年にフルート奏者のQian NiがEastman Stringsとして創業し、現在はカリフォルニア州ポモナに本社を置いています。
エレアコ・エレキギター・アコースティックギターを手がけ、上位モデルはオール単板、上位のアーチトップは単板のバックを手彫りで削り出して作られます。
独特なボディの形状は特徴的です。

新品とは思えないヴィンテージ・ギターを持ったかの様な軽さです。
そして、ボディ全体が響き渡るように鳴るそのサウンド。
単板を削り出す事でしか得られない、低音から高音まで幅広いレンジで豊かに鳴り響く「歪みの無いナチュラルな木のトーン」です。
ピッキングの強弱が幅広いレンジでそのまま如実に出ます。

現在、EASTMANの生産拠点は中国・北京の自社工房にあり、完全なハンドメイドで品質の高い製品を低価格で提供しています。

EASTMANのラインナップ

EASTMANのフラットトップは、1930〜40年代の伝統的な製法にならい、基本的にピックアップを搭載しない「Traditionalシリーズ」と、カッタウェイとピックアップを備えたモダン設計の「ACシリーズ」の2系統が柱です。
Traditionalシリーズの多くのモデルには、熱処理を施したThermo-Cureトップ(-TCが付く型番など)が採用されています。
ヴァイオリンと同じニスを手塗りした「Antique Varnish」仕様(型番末尾/v)や、入門向けの「PCHシリーズ」、ピックアップ無しのアコースティック・アーチトップも揃います。

画像 モデル ボディシェイプ トップ材 サイド&バック材
EASTMAN E40D-TC E40D-TC ドレッドノート AAAグレード Thermo-Cured
アディロンダック・スプルース単板
ローズウッド単板
EASTMAN E20D-TC E20D-TC ドレッドノート Thermo-Cured
アディロンダック・スプルース単板
ローズウッド単板
EASTMAN E10OM-TC E10OM-TC OM(オーケストラ) Thermo-Cured
アディロンダック・スプルース単板
マホガニー単板
EASTMAN E1D E1D ドレッドノート Thermo-Cured
シトカ・スプルース単板
サペリ単板
EASTMAN E22OOSS/v E22OOSS/v OO スロープドショルダー アディロンダック・スプルース単板 ウォルナット単板
EASTMAN AC722CE AC722CE グランドオーディトリアム(カッタウェイ) ヨーロピアン・スプルース単板 ローズウッド単板
EASTMAN AC222CE AC222CE グランドオーディトリアム(カッタウェイ) シトカ・スプルース単板 オヴァンコール単板
EASTMAN PCH1-D PCH1-D ドレッドノート Thermo-Cured
シトカ・スプルース単板
サペリ合板

Traditionalシリーズ

1930〜40年代の伝統的な製法で作られる、基本的にピックアップを搭載しない純粋なアコースティックギターのシリーズです。
型番の数字が大きいほど上位グレードになります。

Antique Varnish

ヴァイオリンと同じニスを、ヴァイオリン工房のチームが手塗りしてエイジング加工を施した仕様です。
弦楽器メーカーとして出発したEASTMANらしいラインナップです。

ACシリーズ

カッタウェイを備えたモダン設計のシリーズで、カッタウェイモデルにはLR BaggsまたはFishmanのピックアップが搭載されています。
ボディはグランドオーディトリアムが中心です。

PCHシリーズ

PCH(Pacific Coast Highway)は、EASTMANのフラットトップを手に取りやすくした入門向けのシリーズです。

アーチトップ

EASTMANはアーチトップギターも得意としており、ピックアップを搭載しないアコースティック・アーチトップもラインナップしています。

EASTMANの主な使用ギタリスト

  • ジョン・ピサーノ
  • Joe Morris
  • Dave MacKenzie
  • リチャード・トンプソン
  • Kristian Matsson(The Tallest Man on Earth)
  • Dudley Connell(The Seldom Scene)