
ギターをやってみたいんだけど、何を買えばいいのか、安くてもいいのか、そもそもどんな種類のギターがあるのか、などなどわからないという方もいることでしょう。
今回は初めてアコースティックギターを買うあなたに向けて、アコースティックギターの種類と選び方についてご紹介します。
Taylor Swift – Back To December (Live on Letterman)
アコースティックギターは「生ギター」とも言われ、箱形の胴体で弦の振動を増幅する楽器です。
歌の伴奏で使われることの多い楽器ですが、単体で使用することも多く、美しく澄んだ音色から荒々しく攻撃的な音色まで、また迫力ある音から繊細な音まで、弾き手しだいで自由に出すことができます。
アコギは気軽に持ち運ぶことができる親しみやすい楽器ですが、バンドに頼ることなく単体で音楽を成立させることができる「頼もしい楽器」でもあります。
山崎まさよし / One more time,One more chance
楽器を弾きながら歌うことを「弾き語り(ひきがたり)」といいます。アコギは弾き語りにうってつけの楽器です。達人の弾き語りには、聴く人を涙させるだけの破壊力があります。
またピアノなどと違って持ち運ぶことができるし、エレキギターと違い電源がいらないから、どこでもライブパフォーマンスができるのがアコギのメリットです。
Andy McKee – Rylynn – Acoustic Guitar – www.candyrat.com
ちょっと練習がいりますが、アコギ一本で演奏するスタイルを「ソロギター」、または楽器での演奏(器楽奏)という意味の英語で「インストゥルメンタル(略:インスト)」と言います。
アコギの持つ美しい響きのみならず、難しい曲を弾きこなす達成感が、やみつきになります。
羊毛とおはな「Englishman in New York」
アコギは脇役に徹していても、とてもかっこいいですね。歌をボーカリストに任せているぶんだけ、工夫した高度な演奏ができます。主役を支える演奏を「伴奏(=バッキング)」といい、ギターの重要な仕事です。
羊毛さんが演奏しているのはガットギター(=クラシックギター)で、軽やかなやさしい音色が特徴です。
アコースティックギターにはいくつかの大きな「分類軸」があります。まずは代表的な区分を押さえておきましょう。

アコースティックギターはまず大きく「スチール弦ギター」と「クラシックギター(ナイロン弦ギター)」に分かれます。
スチール弦ギター:金属弦を使用。明るくパワフルな音が特徴で、ポップス・フォーク・ロック・ブルースなどの弾き語りやコード弾きに向いています。日本で「アコギ」と言えば一般的にこちらを指します。
クラシックギター(ガットギター):ナイロン弦を使用、柔らかく温かみのある音が特徴です。イタリアで発展したクラシックのスタイルで弾く「クラシック・ギター」、スペンで発展したフラメンコのスタイルで弾く「フラメンコ・ギター」があり、ボディ構造や弾き心地などが若干異なります。
ナイロン弦の丸くてソフトな音色は、ボサノバなどラテン、ジャズ/フュージョンなどさまざまなジャンルにフィットします。
アコギの定番はいわゆるフォークギターで、大きめサイズの「ドレッドノート」と、キュっと引き締まった「フォークタイプ」に別れます。
それぞれに多少の違いはありますが、アコギを始めるためにはひとまずどちらかが手に入れば大丈夫です。
ピックアップ(音を電気信号に変換するマイク)を内蔵したアコギで、アンプやPAシステムに接続して音を出すことができます。
エレアコにはマイクだけがついているものと、「プリアンプ」も付いているものがあります。エレアコはハウリング対策のため楽器本体の「鳴り」を抑えるのが普通です。
生の鳴りをメインとしていないので、ボディサイズやネックの太さといった寸法を「弾きやすさ」を基準にして設計しているのが一般的です。
ですから「豊かな生の響き」で言えば、マイクのないアコギのほうが秀でています。
メリット:ライブやスタジオでの音量確保が容易。エフェクターとの接続も可能。
デメリット:本体価格が同スペックのピュアアコギより高くなりやすい。電池交換などのメンテナンスが必要。

普通のギターは6本の弦を張りますが、12弦ギターは12本の弦を張ります。通常の6本の弦に加えて1&2弦には同じ高さの弦(ユニゾン)を加えて、3~6弦には1オクターブ高い弦を加えて張ります。
弾き方は6弦ギターと変わりませんが2本ずつ押さえなければならないのと、弦が多い分ネックが広くなっているのが弾きにくく感じてしまうかもしれません。
でも、そのコーラスのかかったような独特の美しい響きを奏でることができます。

ボディに配置した金属製の共鳴板(=リゾネイター)で「音の伸び(=サスティン)」と音量を増強させたギターです。
「ドブロ」はこの分野で有名なギターブランドの名前ですが、呼称として「リゾネイター」があまりにも冗長だったため、このタイプのギターの通称になっています。
ボディ本体は木製のものと金属製のものがあります。主にブルース系の音楽で使用されますが、深みのある太い音色はスライド奏法に最適です。
スライドに興味があったら、一本持っておきたいギターです。
The Doobie Brothers – Dangerous
内田勘太郎 – 一陣の風 [MV]
アーチを描くボディトップ(アーチトップ)、「f」をかたどったサウンドホール(=Fホール)により、尋常でなく渋い印象のギターです。
ブルース/ジャズで今なお多くのプレイヤーが愛用しているほか、電化した「フルアコ」として、広く利用されています。
| ボディ形状 | サイズ感 | 音の傾向 | 向いているスタイル・奏者 |
|---|---|---|---|
| ドレッドノート | 大きめ | 音量豊か・低音強め | ストローク・弾き語り・フォーク |
| フォークタイプ | 中程度 | バランス良く扱いやすい | フィンガーピッキング・弾き語り |
| ジャンボ | 最大級 | 最大音量・低音重視 | 力強いストローク・カントリー |
| ミニ・トラベルギター | 小さい | 音量控えめ・携帯性重視 | 練習・旅行・子ども・手の小さい人 |
| コンサート(Oサイズ) | 小さめ | 繊細でクリア | クラシック・フィンガーピッキング |
最も重要な選択基準のひとつが「何の音楽を弾きたいか」です。弾き語りがしたいならドレッドノートやグランドオーディトリアム、クラシックやボサノバならナイロン弦のクラシックギター、など目的に合ったタイプを選ぶことが上達の近道です。
「まだ何を弾きたいか決まっていない」という方は、グランドオーディトリアムかドレッドノートのどちらかを選んでおくと、あらゆるスタイルに対応できて後悔しにくいでしょう。
ギターのボディが大きすぎると、右腕でボディを抱えにくく、左手のフォームも不安定になります。特に体が小さい方や子どもには、ミニギターやフォークシェイプのように小さめのボディが弾きやすい場合があります。
楽器店で実際に抱えてみて「無理なくボディを抱えられるか」「右腕が自然にサウンドホールの上に乗るか」を確認してみましょう。
| 価格帯 | 主な仕様 | こんな人向け |
|---|---|---|
| 〜2万円 | 合板トップ、セット販売多い | とにかく試してみたい・予算重視 |
| 2〜5万円 | 単板トップ登場、作りも安定 | 本気で始めたい初心者・長く使いたい |
| 5〜10万円 | 単板トップ+高品質バック材 | 上達後も使い続けたい・セカンドギター |
| 10万円以上 | オール単板・国産・高級ブランド | 長期投資・本格的に取り組みたい |
初心者に定評のあるブランドをいくつか紹介します。
Yamaha(ヤマハ):国産ブランドとして品質管理が安定しており、入門〜中級価格帯で特に評価が高いです。FGシリーズ・FSシリーズが代表的な入門モデル。アフターサービスも充実。
Fender(フェンダー):エレキギターで有名ですが、アコギのCD-60Sシリーズなどはコストパフォーマンスが高く、初心者向けとして人気があります。
Martin(マーティン):アコギの最高峰ブランドのひとつ。入門向けにはXシリーズ・Road Seriesがあります。
Taylor(テイラー):モダンなアコギブランド。Academy Seriesは初心者向けに設計されており、弾きやすさに定評があります。
Epiphone(エピフォン):Gibsonの廉価ブランド。入門価格帯でGibsonライクなサウンドを楽しめます。
ギターは実際に弾いてみないと、音・弾き心地・フィット感はわかりません。可能な限り楽器店で複数のギターを試奏することを強くおすすめします。
「弾けないから試奏できない」と遠慮する必要はありません。楽器店のスタッフに「初心者なので試奏をお願いできますか?」と一言伝えれば、丁寧に対応してもらえる場合がほとんどです。コードが押さえられなくても、開放弦をジャランと弾いてみるだけでも音の雰囲気はわかります。

「ギター1本だけでも、割とどうにかなる」のが、アコギのすごいところです。演奏にも手入れにも保管にも、アコギ用にさまざまなアイテムがありますが、ひとまず予算内で一番いいアコギを買っておいて、必要なものは順次足していく、という買い方ができます。
しかしながら、必要なものは最初からある程度揃っていた方がいいでしょう。歌う人なら、最低限「ピック、カポタスト、チューナー」があれば、しばらくは不自由しません。「アコギ初心者セット」でリーズナブルに揃えてしまうのも賢い買い方ですが、歌わない人には必要性が低いため、カポタストが同梱されていないセットもあります。
サイズが異なります。子ども向けには「1/2サイズ」「3/4サイズ」などのミニギターがあり、体格に合ったサイズを選ぶことが大切です。大人でも体の小さい方や女性にはフォークシェイプや3/4サイズが弾きやすいケースがあります。
箱形の胴体があって弦が張ってあるのにギターじゃなかったり、胴体が箱じゃなくて板なのにギターだったり、世の中はややこしいですね。ざっくり「ギター属」ではあるんですが、アコギ以外の楽器もちょっとだけチェックして、その違いを探してみましょう。
平井 大 / For The Future from「OHANA」
ウクレレはハワイ発祥の、ハワイを象徴する楽器です。ギターに比べたらとても小さく、ギターでいう1〜2弦に相当する高い音域をカバーします。
ナイロン製の弦を4本張りますが、4弦がプレーン(裸)弦で音の高い「ハイG(=ハワイ標準)」、4弦がワウンド(巻き)弦で音の低い「ローG(=ギター寄り)」のどちらかを選びます。ギターの奏法をそのまま使用することもできますが、ウクレレ独自の奏法も多くあります。
[Official Video] GRANRODEO – Can Do –
エレキギターはボディに取付けたマイク(ピックアップ)で弦の音を拾う楽器ですが、エレアコのマイクとは構造が異なっており、まったく違う音になります。バンドアンサンブルで演奏することが普通で、伴奏だけでなくリード(メロディ弾き)も重視されます。金属の弦を6本張り、チューニングもアコギと同じですから、アコギで覚えたコードをそのまま使うことができます。
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Alissia, “Let it Out” – Live at Berklee College of Music
アコギとエレキのように、ベースにもエレキベースとアコースティックベースがあります。ギターよりもぐっと低い音域をカバーし、2フィンガー、スラップなど独特の奏法があります。
弦は4本が基本ですが、使い手の目的に合わせて5本、6本、それ以上、というようにさまざまなタイプのベースがつくられています。
アコギ初心者セットの売れ筋を…
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