南カリフォルニアにあるギルドUSA工場は、副社長に就任した名工、レン・ファーガソン氏(元ギブソン・マスタールシアー)が統括しています。世界中からオリジナル・ギルドの金型やヴィンテージ・ギルドを探し出し、以前の工場から機械を運び込み、最新鋭のシステムも導入することで、名工の積み上げた経験、ギルドの歴史、最新のテクノロジーが融合するギター生産がおこなわれています。
USAのラインナップはM、D、Fに絞られ、カッタウェイモデルもありません。総単板のモデルが多くありますが、ヴィンテージ・ギルドの例にならって合板を使用するモデルもあります。
M-20
D-20
USAの20番台は、ボディのトップ&サイド&バックにアフリカンマホガニー単板を使用、ネックもマホガニーというオールマホガニーのモデルです。豊かな音量と、低域の整理された軽やかな響きが持ち味です。
ヘッドにはブランドロゴのみ、指板インレイはドット、バインディングなし、という飾り気のない意匠は、素朴さや親しみやすさを演出します。
Green Rocky Road” – Guild D-20 Demo by Trevor Menear
押しつけがましくない低音の響き方。これくらいがちょうどいい、と思わせる柔らかなサウンドがいわゆるマホガニー・トーンです。
20番台を…
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M-40 Troubadour
D-40
USAの40番台は、シトカスプルース単板トップ、アフリカンマホガニー単板サイド&バック、という構成です。豊かな鳴りの中に鋭く立ち上がるアタックがあり、低音も豊かです。
Guild USA D-40 Demo by Sean Gould
高音域も低音域もしっかり出ているバランスの良い音。
D-40 Traditional
F-40 ATB
上位モデルの「トラディショナル」機は、ルックス、工法ともにかつてのギルドを想起させるかのようなギターです。バインディングなどで高級感を演出し、高価なアディロンダック・スプルースをブレーシングに利用し、かつネックをマホガニー+ウォルナット薄板+マホガニーの3層構造にしています。
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D-55
F-512
USAの最高グレード50番台は、ヘッドロゴ直下の「ピーク&シールド」、ロゼッタのアバロンインレイ、そして指板の「Vブロック」といった各インレイの美しさがそれを象徴しています。スプルース単板トップ、インディアンローズウッド単板サイド&バック、エボニー指板&ブリッジという贅沢な木材構成もあり、最高級機の名にふさわしいスペックです。エレアコ仕様機には、L.R.バッグス社の最高グレード「アンセム」が備わります。
Guild D-55 Acoustic Guitar Demo
このサイズならではの押し出しの強さ、ローズだからこその明瞭度と重量感、まさに最高クラスのドレッドノートです。
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F-55 MAPLE
サイド&バックにフレイムメイプルを使用した「MAPLE」モデルは、「F」でのみリリースされています。こちらはサイド&バック合板のアーチバック仕様で、骨組みに影響されない豪快な鳴りが得られます。
Guild F-55 Maple Demo by Trevor Menear
明瞭な分離感に加え、奥行きを感じさせる豊かな低音域が響きます。この音がギルド。
「ウェスタリー・コレクション」は、ギルド黄金時代を支えた工場のあるロードアイランド州ウェスタリーにちなんだネーミングです。アジアの提携工場で生産されることに加え、全モデルでバインディングなし、ほぼ全てのモデルでドットインレイ採用という仕様に絞ることで、スペックとは不釣り合いなほどの、手に入れやすい低価格を達成しています。
120、140、150各シリーズを擁する「100番台」は、「総単板(ボディトップ/サイド/バックが全て単板)」の上位グレードで、ヘッドロゴ直下の「チェスターフィールド」インレイがそれを象徴しています。このインレイは「ピーク&シールド」に次ぐギルドの代表的な意匠です。しかしそのネーミングには、煙草メーカー「チェスターフィールド」のロゴに似ているからという、目を疑うような由来があります。
番号によってボディの木材構成が決められていますが、ほとんどのモデルで指板とブリッジにはインディアン・ローズウッドが使用されます。
M-120
OM-120
「120」は、トップ&サイド&バックにアフリカンマホガニー単板を使ったボディにマホガニーネックを挿した、オールマホガニー仕様のラインナップです。「オープンな鳴り」と称されるマホガニーの軽やかなサウンドを、各タイプで楽しむことができます。
Guild Westerly Collection OM-120 Acoustic Guitar Demo
オールマホガニーは、開放感のある軽やかな鳴り方が特徴です。このOM-120のみ、指板とブリッジにパーフェローが使用されています。
120シリーズを…
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M-140
D-140CE
「140」は、シトカスプルース単板トップ、アフリカンマホガニー単板サイド&バック、マホガニーネックという構成です。120番台との違いはトップ材で、この影響で勢いのある立ち上がりが得られます。
Guild Westerly Collection M-140 Acoustic Guitar Demo
可愛らしさを感じさせるボディサイズの「M」は、繊細なタッチの演奏が映えます。抱えやすいので右肩がラクチンというのもポイントです。
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OM-150
F-150CE
「150」の「シトカスプルース単板トップ、ローズウッド単板トップ、マホガニーネック」は、鋭い立ち上がりと迫力のある低音を兼ね備える、最高級レベルの木材構成です。100番台ではココで初めて「F」が出てきます。
Guild Westerly Collection F-1512 12-String Acoustic Guitar Demo
鋭さと迫力を兼ね備えるのが150番台。しかしながらボディ幅が17インチもある「F」を軽々と抱え込むとは、どれだけデカい人が弾いているのでしょうか。Fのサイズ感は、ぜひショップで確認してください。
150シリーズを…
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「ウェスタリー・コレクション」の200番台は、サイド&バックが合板となり、またヘッドの意匠がロゴのみになるラインナップです。10万円を大きく割るコストパフォーマンスを実現させていますが、この価格帯だからこそ可能な実験的なモデルもあり、選ぶ楽しさがあります。また、そもそもギルドは合板の重くて頑丈なボディで名を馳せたブランドです。それゆえギルドというブランドを気に入った人が、胸を張って抱えるべきグレードだと言えるでしょう。
ウェスタリー・コレクション「アーチバックス」は、その名の通りバック面にアーチを設けたラインナップです。スプルース単板トップ、マホガニー合板サイド&バックという木材構成が基本ですが、違った木材を使用するモデルもあります。
OM-240CE
こちらは全て「スプルース単板トップ、マホガニー合板サイド&バック」のラインナップで、総じて内部にピックアップとプリアンプを仕込んだエレアコになっています。このうち「OM-240トルバドール」は、サウンドホールにデ・アルモンド社の「Tone Bross」ピックアップを備えた、レトロなサウンドが味わえるアレンジとなっています。
Guild M-240E Troubadour with DeArmond Tone Boss Pickup Demo
最近の高性能なエレアコでは逆に味わうことが難しい、いかにもエレアコ然としたサウンド。しかしその温かくも明瞭な響きには、ノスタルジーを感じざるを得ません。
こちらはサイド&バックにフレイム入りのマホガニーを用いた、「D-240E」のアップグレード版です。見た目の美しさに目を奪われますが、それだけではありません。一般に、フレイムが入ると木材は硬くなります。硬さを増したボディがしっかり弦振動を受け止め、ギルドらしい力強さとみずみずしさのある豊かなサウンドが得られます。
Guild D-240E Flamed Mahogany Acoustic Guitar Demo
うっすらと盛り上がるバック面のアーチ加減も、この動画で確認できます。マホガニーサイド&バックのドレッドノートは、ズシンと来る低音と言うより、暖かさのある中高域がしっかり前に出てきます。
240シリーズを…
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Jumbo Junior Mahogany
アーチバックスにジャンボサイズの「F」はなく、そのかわりFを小型化した「ジャンボジュニア」がリリースされています。「マホガニー」はサイド&バック、ネックがマホガニーの基本モデルです。「RM」はメイプルネック、サイド&バックにフレイムの入った「リザーブメイプル」を使用したアップグレード版で、ウェスタリー・コレクションにおいて唯一のブロックインレイ採用機です。
Guild Jumbo Junior Mahogany Demo by Devon Geyer
「ジュニア」と言いながらも弦長は23″ 3/4で、普通のギターで2フレットにカポタストを装着した時よりちょっと長いくらい。ボディ幅は「M」より大きい14″ 1/2です。
ウェスタリー・コレクション「デラックス」は、サイド&バックの木材に変化を付けた、バリエーションモデルです。こちらもバック面にはアーチがかけられた「アーチバック」仕様です。
こちらはサイド&バックに「ストライプド・エボニー」を使用したモデルです。縞黒檀とも呼ばれるストライプド・エボニーはローズウッドを凌ぐ硬さを持ち、硬質かつ明るい響きを持っています。
Guild D-260E & D-260CE Deluxe Demo by Devon Geyer
引き締まった明るい響き。ガンガンかき鳴らしたい。
こちらはサイド&バックにフレイムメイプルを使用したモデルで、ネックはマホガニーです。硬質かつ巨大なボディが弦振動をしっかり受け止め、パリっとした明瞭なサウンドが得られます。
Guild F-250E & F-250CE Deluxe Demos by Devon Geyer
先述の「F-1512」と比べると、こちらの方が「F」のでかさが伝わりやすい。あらゆるものが小型化軽量化していく現代において、このサイズでなければならない理由がこの音にはあります。
「伝記(Memoir)」を冠するウェスタリー・コレクション「メモワール」は、1920年代をイメージした古風なスタイルで仕上げたラインナップです。ヘッドロゴも古風なスタイルが採用されています。20年代にはまだギルドはなかったのですが、そういった遊び心も楽しめるモデルです。
肩の丸い「スロープショルダー」のドレッドノートは、丸くしたぶんだけ通常の「D」よりボディが小さめになります。単板と合板の違いもありますが、マホガニーサイド&バックの「D-140」とのニュアンスの違いを楽しむことができます。
スロテッドヘッド、12フレット接続という古風な仕様を取り入れたパーラーギターです。小さめなギターのようにも思えますが、ボディは「M」よりちょっと大きめで弦長も24″ 3/4で、実際にはふつうサイズのギターです。サウンドは暖かくもあり繊細で、フィンガーピッキングが良く似合います。
ギルドのアコギを…
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