Nick Drake(ニック・ドレイク)はビルマ(現ミャンマー)生まれのイギリス人シンガーソングライター。
60年代というロックが華々しい時代にデビューしましたが、彼の音楽は売れませんでした。繊細だった彼は自分の音楽が大衆に受け入れられないことに苦しみます。
次第にうつ状態になり、最後のアルバム「Pink Moon」はわずか2日で制作され、特殊なエフェクトも効果もない、ボーカルとギターだけの演奏でした。そしてこのアルバムを最後に命を絶ってしまうのです。そして現在、画家のゴッホと同じように、生前はまったく評価されなかった作品達が脚光を浴びるようになってきました。
彼が亡くなった今、彼の音楽が評価されていることを、空の上からどのように眺めているのでしょうか…
Biography
1948年6月19日 生 ビルマラングーン
ケンブリッジ大学フィッツウィリアム・カレッジに在学中、アイランド・レコードと契約し、1969年9月にアルバム「ファイヴ・リーヴス・レフト」でデビューします。1970年11月には2作目「ブライター・レイター」発表。1971年に3作目「ピンク・ムーン」をレコーディング
抗うつ薬の過剰服用によって、1974年11月25日 死去
使用しているアコースティックギター
ギルドのビンテージ・アコースティックギターを使用していました。
Discography
Pink Moon
2000年にリマスタリングされたCD。3枚目にして最後のアルバムは、言い知れぬ孤独感を漂わせるメランコリーな楽曲を歌い上げた。生ギター+ヴォーカルというシンプルな構成ながら、その本質をすべて表現しきっているのが見事。