Paul Simon(ポール・サイモン)[記事公開日]2015年4月14日
[最終更新日]2015年11月13日

Paul Simon(ポール・サイモン)

ポール・サイモンは、アメリカのフォークデュオ「サイモン&ガーファンクル」のシンガー・ソングライターとしての肩書きだけでは語りつくせないほど貪欲に自身の音楽を創作しつづける真のアーティストの一人です。サイモン&ガーファンクルとして60年代を華々しく彩った名曲の数々、それらの方法論をいとも簡単に投げ捨て、その後の彼はフォーク・ロックソングのみならず、レゲエやスカ、ラテン、アフリカ、クラシック、そして最近ではエレクトロ音楽、ドラムンベース、ブレイクビーツなどを自身の音楽に取り入れ、自身の過去の栄光にすがりつくことなく常にアップデートを繰り返してきました。

数え切れないほどの名曲を生み出し栄光を手にしてきた彼ですが、70歳を過ぎた現在も精力的に新しい音楽を創作し続けることでしょう。

Biography

1941年10月13日 米ニュージャージー州ニューアーク

1955年、小学校時代からの友人アート・ガーファンクルと共にユニット「サイモン&ガーファンクル」を結成、1966年に「The Sound Of Silence」がビルボードで1位にランクインされ、成功を収める。
その後も「ミセス・ロビンソン(Mrs. Robinson)」、「明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)」などヒット作品を連発するが1970年に解散。


Simon & Garfunkel – The Boxer

ソロ活動

同年ソロデビュー・アルバム「ポール・サイモン(Paul Simon)」をリリース。レゲエやスカなど新しい音楽を取り入れた楽曲でそれまでのファンを驚かせた。
1973年にアルバム「ひとりごと(There Goes Rhymin’ Simon)」、1975年に「時の流れに(Still Crazy After All These Years)」をリリース。1980年には映画「ワン・トリック・ポニー(One Trick Pony)」の脚本・サウンドトラックを担当。

その後も音楽への貪欲な探究心は衰えることなく、1986年にはアフリカの民族音楽を取り入れたアルバム「グレイスランド(Graceland)」をリリース。大ヒットを収める。
1990年のアルバムではブラジル音楽を取り入れたアルバム「リズム・オブ・ザ・セインツ(The Rhythm of the Saints)」がヒット。同年に開催された第41回NHK紅白歌合戦に衛星中継で参加。


Paul Simon – Obvious Child

2006年には巨匠ブライアン・イーノをプロデューサーに迎え、エレクトロミュージックをフィーチャーしたアルバム「サプライズ(Surprise)」を発表。

使用しているアコースティックギター

GURIAN(ガリアン) S3Rという、日本ではあまり馴染みのないブランドのアコギを使用していました。
また、YAMAHAやMartinからOM-42PS、オベーションといった有名アコギ・メーカーからポール・サイモンのシグネチャーモデルがリリースされています。

Discography

Graceland

Graceland

1986年リリース作品。南アフリカ音楽を取り入れたポール・サイモンのグラミー賞受賞作の傑作アルバム。アッパーでハッピーなメロディライン、ノリの良いリズムとベースラインなど、改心の出来。ポピュラー・ミュージックの歴史に残る名盤です。


Paul Simon – You Can Call Me Al